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日記や公演情報など、今後こちらにアップしていきます。
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# by chigirayuko | 2015-12-01 17:50
恋する書物
新潮社のyomyom pocketで小説の連載始まってます。よろしくおねがいします〜

「恋する書物」
http://www.yomyom-pocket.jp/emagazine/book/yom098/
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# by chigirayuko | 2015-11-17 12:39
先週日記
最近は早起きに夢中です!
図書館で何の気なく借りた「朝型人間になれる本」的な本を読んだら、見事に啓発されました。毎朝スムージー飲んで散歩してます! 朝型最高!


先週は、「ボヴァリー夫人」を恥ずかしながら初めて通読して、素晴らしさに夢中に。「ニンフォマニアック」は、19世紀の自然主義小説に似てるんじゃないか?と思ったから読んだんだけど、当たってる気がする!! 作者が主人公になりたがっているようなところも!!
近代の作家が、新しい時代の人間を描こうとしたときに、主人公を女性にしたというのも面白いし、これが近代小説の始まりだと言われてるってことは、近代以降の人間のイメージは、ボヴァリー夫人みたいな、おもろいけど実際いたらかなりヤバい女の人、をベースに出来上がっているのではないか、と考えると、さらに興味深い。本が一冊書けそう!!


女性誌に映画のレビューを書かせていただきました。何本かお正月映画を見た。マイケル・スノウの映像展で、「波長」と「←→」も、見た。友人の誘いで、寺山修司の天井桟敷のメンバーだった方々のトーク聞きに行って、皆さんの思い入れの強さに劇団の全貌が初めなかなか見えてこず、なんだかまだるっこしいなあと思ったけど、だんだん何があったのか分かってくるような気がした。当時の舞台は相当熱かったんだろうなあと思った。あと田我流さんのバンドのライブに行って相当楽しんで、鎮座Dopenessさんのパフォーマンスのファンになってしまったり、もう、めちゃくちゃ。
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# by chigirayuko | 2014-11-17 12:38
小説連載始まりました

新潮社のウェブサイトyomyom pocketで小説の連載が始まりました。

たった300枚足らずですが、年明けからひたすら机に向かって、何度も書き直して7ヶ月ぐらい丸々費やしました。拙い出来ですが、たぶん人生で最も真面目に文章表現に取り組みました。辛かったです。

暗かった90-00-10年代の東京の記憶を全部書き換えたかった。
オリンピックとか出て来ないけど、自分なりに東京とそこで暮らす人について考えました。全六章で章ごとに語り手が変わります。

第一回だけ無料で読めます。月イチ更新です。
500円で全て購読できますが、来月からサイト全体が無料になるんだそうで、そしたら前にもさかのぼって読めるらしいです。


「恋する書物」

http://www.yomyom-pocket.jp/emagazine/book/yom098/





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# by chigirayuko | 2014-11-06 18:46
先週日記
 先週ってか最近は、角川有楽町シネマのトリュフォー映画祭にたくさん行った。見たのは「華氏451度」、「野生の少年」、「思春期」、「アメリカの夜」、「恋のエチュード」。 東中野ポレポレ坐で若松孝二「続日本暴行暗黒史 暴虐魔」っていうのも見た。どれも良かった。


「ニンフォマニアックvol.2」も素晴らしかった。主人公ジョーは父親に「葉の落ちた冬の裸の木は、木の魂だ。だれでも自分の魂の木を見つけることができる」と教わる。物語の最後に、ついに彼女は自分の魂の木を見つける。 
 映画の宣伝のためか、ヤリマンがなんとか、ビッチがなんとか、と耳につきやすい言葉で語られがちなこの作品だけど、私はこの映画の白眉、というか物語上の一番の重要ワードは、この木や葉について語られる箇所だと思う。(あと、最初のシーンの濁った水が路地裏に流れる音。)
 木の枝や、葉脈の形は人間の神経の形に似ている。性衝動や刺激への依存は神経を介して引き起こされる。自然の姿と、人間のある部分の形が、相似を描いていることを示すことで、物語にぐっとカメラが引いたように急に巨視的な目線が与えられる。
 自然と人間が等価になる。ジョーはニンフォマニアック云々を通り越して、ただの人間の女になる。しかも、それは少女時代に父から秘密を教わったためなのだ。自然と人間の真の関係性に関する秘密を。
 関係性を拒絶するような人間ばかりが登場するこの映画だが、実際は関係性のみを橋渡しにしてジョー個人の物語が進行していることが最後には明らかになる。

(正確には、人や物どうしの関係性を頼りにしてのみ、私たちは伝え聞いたバラバラの事象をひとつの物語に頭の中で織り上げていくことができる。派生してゆく物語の形も、可視化されれば木の枝や葉脈に似るかもしれない。)

 また、主人公が幼年期からの個人史を自ら語るという構成が、映画的というよりもどこか文学的で、分厚い近代小説を読んでいるようでもある。最後に読書好きのセリグマンが射殺されることで文学が現実に殺されたような印象が与えられるがそれは間違いで(文学オタクを苛烈に攻撃してはいるが)、実際は個人として一人の女性そのものを描き出す、という近代文学のひとつの大事な目標を映画で達成してしまっている、書物のような映画である。シーンに章題がついているのは、本に似させているのだろうと思った。(フォン・トリアーの映画はいつも章題ついてるけど。本が好きなんじゃないかと今回はじめて思った。)
 シャルット・ゲンズブールやステラン・スカルスガルドの作品への献身を思うとまた泣ける!

 2014年の正月だったと思う。まだSWANNYでファスビンダーの芝居を上演する前、「マルタ」「ローラ」「マリア・ブラウンの結婚」が、女性三部作として、ロードショー公開されている最中だった。仲間内での新年会で、作家のN原MASAYAさんに「ファスビンダーの『マルタ』とか『ローラ』ってどんな話?」とふと尋ねると、びっくりするような良いことを言われた。

「男性の作ってきた社会の枠組を壊すことができるのは女性だけなんだから、女性はいつも生き生きと、決まりきった枠組みに縛られずに自由に振る舞わなくちゃいけないし、それを認めることこそが、成熟した社会のあり方なんだ、ってことを、ファスビンダーはゲイだけれども、ゲイの視点から描いた映画。だからあなたたち女性作家は、ものすごく頑張らなくっちゃいけないんだよ。あなたはわりあい純粋そうに見えるし、良い友だちに恵まれてるでしょう? ここにいる誰よりも(小さい飲み屋だったが)、大きな仕事をするんだよ!」

 あんまり感動してちょっと涙ぐんでしまったように思うが、数時間後しこたま酒を飲んだ後に、「N原さん、さっきメチャクチャ良いこと言ってたよね?」と尋ねたら、「へ? 何それ。そんなこと言ってないよ!覚えてない!」と、真顔で強硬に否定された。本当に覚えてないようなのだった。だから、ファスビンダーの霊か、それ以外の何かおかしな物が、憑いてたというか、降りてきていたに違いない。その5ヶ月後、急遽ファスビンダーの芝居を上演することになったのだけれど、(N原さんではない)詠み人知らずの、この言葉を聞かなかったら、上演もなかったような気がしないでもない。

 それを思い出すと、ニンフォマニアックのシャルロットはでっかい仕事したな〜と思うし、こないだの読書会で読んだ橋本治さんの「恋愛論」に頻出する「女の人は緊張感を超越しなくちゃいけない」ってフレーズは、似たようなことを意味してるのだろう。

 ライブは先週はスーパーデラックスに何度も通って、ジム・オルークさんとブリュンヒルド・フェラーリ、オーレン・アンバーチ&ジム・オルーク&灰野敬二、アラン・リクトや山本精一さんや坂田明さん、石橋英子ともう死んだ人たち等の出演した「car and freezer FESTIVAL」などたくさん見た。幸せな時間だった。
 
 ドイツ文学者の渋谷哲也先生が、お茶の水の「エスパスビブリオ」という素敵なカフェ&本屋で行った、ストローブ=ユイレの「アンナ・マグダレーナ・バッハの年代記」の上映会&講義も素晴らしかった。
 ストローブ=ユイレは、一人の人かと思ってたけど、じつは夫婦の連名なのだ!「アンナ・マグダレーナ・バッハの年代記」は、バッハの生涯を妻の視点から描くストローブ=ユイレの60年代の代表作なのだが、当時は使ってる人も少なかったバロック時代の古楽器を使って、出演者達による生演奏の同時録音で全曲撮影した、バッハの演奏シーンがこれでもかと怒濤のように流れつづける、ものすごい映画なのだ。
 映画見てるだけだと「バッハがずっと流れて…ウトウトする…」と頭の中はてなマークでいっぱいだったが、渋谷先生の講義で俄然その創作の姿勢に共感せずにはいられなかった。
「いわゆる対抗文化と言いますか、反カラヤン反グレングールド、当時のロマンティックなクラシックの解釈や『天才作曲家』神話に、真っ向から挑戦するラディカルな映画なんですよね」と渋谷先生は語っていたけど、こんな上映会をやっちゃう渋谷先生も相当ラディカルだよと思ったのだった。

 トリュフォーとレオーの関係性や「野生の少年」、ニンフォマニアック、渋谷先生の講義、などで人から教わったり人に教えたりすることについて少し考えた。アラン・リクトさんの著書「サウンドアート」(フィルムアート社)を読んでいる。周囲から少しずつ、音楽やアートについて教わったりさまざまなライブを見させてもらったりしなかったら、とっかかりがなかった本だ。

 それから少し離れた場所に住む友人の家に5年振りに遊びにいった。人は死ぬまで成長すると聞いたことがあるけれど、友人はまた強く美しくなっていた。成長を喜び合える相手がいるのは幸運なことだ。


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# by chigirayuko | 2014-11-04 14:21
先週日記
 先日参加した、橋本治「恋愛論」読書会(@池袋天狼院書店)は、自分にとってたいへんメモリアルなイベントとなりました。

 A410枚分もレジュメ作っていって、お客さんの前で本の解説をしたのですが、「初めて『恋愛論』がよく理解できた気がする!」と好評で、とても嬉しかった。中学生のときに出会って何度も読み返してきた本について、大勢の前で思う存分話ができるなんて、それだけですでに幸せだったのですが。

 先週風邪ひいちゃって、そんなに熱とか出なかったので、ただ寝てるだけでも退屈だと思って、レジュメ作成に乗り出したのですが、やってよかった。2日ぐらいかかっちゃったけど、ダイジェストすると、ただ漫然と文字を追ってるだけと分からなかった点がすっごくよくわかった。80年代に書かれたこの本の切り開こうとした未来は、まだ何も達成されてない気がするけど、いつでも一からやり直せる、やっていこうよ、という勇気も与えてもらえる本だから、完璧なんです。
 
 自分は、時と場合によっては全然しゃべんないことも多いのに、この日は2時間半いくらでもしゃべれた。見に来てくださった尊敬する編集者さんに「千木良さんって、本当〜に頭良いのね!びっくりした!」って言っていただいて、私自分のことバカでやだな〜と毎日思ってたから、ええ〜ってこっちが驚いた。王子様に見初められたシンデレラのように不意打ちでした。好きなことだったらいくらでも豊かに語れるってことよ! つまり何もかも橋本先生のおかげです、感謝してます。

 もうすぐ発売される、ラリー・クラーク監督「BULLY」のDVDに解説を書きました。DVDの解説書くの初めてだったもので、どのぐらい作品の情報を織り交ぜるべきか、とか、ラリー・クラーク監督やファッション写真やアメリカ西海岸のポップカルチャーに全然詳しくない自分が、それでも解説として書けることって何か、とかいろいろ考えて、けっこう時間かかっちゃったけど、それだけに良いの書けたと思う。
 非常に勉強になりました。
 
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# by chigirayuko | 2014-10-19 15:06
先週日記
 9月は短編小説を書いて、ちゃんと締切の日に提出しました。
 偉い。
 締切明けの日にカラオケとかいっぱいして、翌日映画見てお酒飲んだら、なんだかヘトヘトに疲れて悲しいことばっかり考えてしまった。一日休んだら元気になった。
 元気になったついでに、近所の行ったことのない喫茶店に行ってみた。
 店の中はけっこう広くて、値段も普通だったけど、夕方前の時間にお客は他に全然おらず、真ん中にでかいバイクが置いてあった。ハムサンドを食べていたら、お店のマスターの孫らしい、障害児の男の子が大声を出しつつ元気よく入ってきたり、近所の住人らしきおじさんが、どでかい梨とグレープフルーツを市場で買ってきたと訪れて、マスターが「昆布茶出そうか?」と言ったら、「昆布茶!?要らない!」とキッパリ断って何も飲まずにそのまま座っていたり、近所の公園で行われるお祭りの情報交換したり(サンバカーニバルがあるとか)、その梨が「幸水って言って、すごく柔らかいんだよ〜」なんつってて、本当にどでかい梨だったり、と、ここにも知らない人間関係があるのだな…と考えるととても新鮮だった。新参者なので、ちょっとビクつきしながらハムサンドとコーヒーをいただいてすぐ帰った。持ってきた本も全然読めなかった。近所のモスバーガーに入ったら得られない体験だった。ゴールデン街の新しい店に行くよりドキドキした。共通の話題がまったくなさそうだったから…。

 年明けからちょっと長めのと、短編と、二つ書いて、これ終わったらやることなくなちゃうかなあと思ってたけど、一つ片付けると自然に新しい宿題がやってくるのが不思議なものだ。悠子というだけあって、けっこうノンビリした性格なのかもしれないと自分のことを思う。芝居の準備を始めたのだけれど、これ終わったらまた新しくやることが出てくるのだろう、いろいろあれしたいこれしたいと考えても結局はうまくいかないことが多い。やってくることをさばいていくばっかりで時間はどんどん去っていく。走るのとか遅かったし、人よりどんくさいのかもしれない。

 明日はめんどくさい用事を一個済ませて、映画見られたら見て、また作業。
 机の前にばっかりずーっと座っている。
 座るって姿勢は、もうちょっと新しくて楽で面白くて健康的なポーズに変わらないだろうか。人類はなぜ座るか立つかぐらいしかポーズないんだろうか。ぐにゃぐにゃに溶けたりとか消えたりとかいろいろできたら、腰痛や肩こりなんかも軽減されるんじゃないでしょうか。なめくじとか蚊とかの姿勢には常に無理がないから見習いたいです。最近はよく蛾を見る。行きつけの焼鳥屋のマスターが、蛾は宇宙から来てるスパイだから気をつけてねって昨日言っていた。うちはそのへんの事情わかってる職員たちのステーションセンターで情報交換の場だからって。そのネタ広げて三十分ぐらい楽しく飲めた。今日はマスターにもらった日本酒の入浴剤をお風呂に入れようと思います。


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# by chigirayuko | 2014-10-06 00:57
先週日記
 9月5日売りの文芸誌「新潮」に、昨年の紀伊國屋ホール公演・ファスビンダーの「ゴミ、都市そして死」に関するエッセイを書きました。

 最近は、ル・シネマでソレンティーノ「グレート・ビューティ」、シネマート新宿でスコリモフスキの「シャウト」(最高……)、スコリモフスキの「ムーンライティング」などの映画を見ました。DVDではジョゼフ・ロージーの「召使」、これは劇作家のハロルド・ピンターが本を脚色している。男女主に4人の不安で不穏な不条理劇だが、たとえば国と国の関係の暗喩にも見える。密室劇なのに描こうとしている世界のヴィジョンが大きいことに驚きました。PTアンダーソンの「ブギーナイツ」も見た。6-70年代をノスタルジーこめて描く映画って本当に多い、それぞれのキャラクターの人生が立ち現れてきて群像劇っぽくなる後半が泣けました。ジョン・C・ライリーって好きだな。

 イケてる・ヴィデオ・カンパニー・IVC(淀川長治大先生と所縁のあるDVD配給会社です)さんからリリースされる、ラリー・クラークの2001年の映画「BULLY」に解説を書きました。DVDの解説って初めてだったのですが、書くにあたって調べること(留意すべきこと)が意外と多くて、時間がかかってしまった。しかし、大変勉強になりました。

 本は、ボルヘスのエッセイ集を読みました。ボルヘスはショーペンハウアーを激賞しながら批判しているらしいのだが、ショーペンハウアーなんて読んでも分かるのかなあ。いみじくも小説を書こうとする人間はショーペンハウアーぐらい読んでなくっちゃいけないのだろうか…? 必要ならば読めば良いのか…。パヴェーゼの「月と篝火」を読み始めたけどまだ途中。ナボコフの短編集は何回読んでもよくわからないけど面白い。

 演劇は、市ヶ谷のアトリエで解体社を初めて見ました。それから東京芸術劇場ではえぎわも見ました。今週はそんなかんじ。



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# by chigirayuko | 2014-09-11 18:29
先週日記
 早起きをした。お好み焼きを食べた。
 ジョン・フォード「駅馬車」の試写会に行った。「駅馬車」、あんなに大勢のキャラクターが出てきて、しかもみんな知り合いでも何でもない、同じ駅馬車に乗り合わせただけ、なのにそれぞれ役割を物語内で存分に果たしている、いわゆる、キャラがしっかり立っている。最後には全員、昔からの友達のように慕わしく思えてくるから不思議。帰ってから淀川長治先生責任編集の「映画の美」というムック本を読み返したら、ちょうど西部劇特集のページがあって、当時の駅馬車の仕様について図解までしてあったから、昔の雑誌はすごい!!と感嘆した。
 
 週二でプールに行っている。平泳ぎばっかりしているから、蛙になっちゃわないか心配です。6.5枚のエッセイの依頼をいただいたが、書きたいことが多すぎて削るのにものすごく時間がかかった。最初っからちゃんと書くこと決めて取りかかればいいのに、余計な苦労をしている気がしないでもない。「カフカ鼾」が出るあしがら音楽祭を浴衣着て見に行った。花火を見て夏の思い出を作っちゃった。帰りに地元の店でワインを飲んだ。おキツネ酒盗チーズというツマミが美味しかったです。

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# by chigirayuko | 2014-08-25 12:37
先週日記
 オーディトリウムで「ジョナスは2000年に25歳になる」アラン・タネール監督、最初小難しい左翼思想の映画カナ〜と若干ウトウトしながら見ていたが、真ん中らへんの男女が土の中を転げ回るシーンで、社会の枠組みが外れて世の中全体が不定形のアメーバみたいな新しい生き物に変身してしまったような、不思議なカタルシスがあった。ばったり会ったIVC(イケてる・ヴィデオ・カンパニー)のMさんに、「70年代の映画の世界のぶっ壊し方は、60年代末のニューシネマのぶっ壊し方とちょっと違うみたい」とか「黒沢清の『ドレミファ娘の血が騒ぐ』をなぜか思い出しました」とか訳知り顔で話したら、「わかるかも!」と盛り上がってくれて、新宿のいつものお店で焼鳥。深夜にはいつものメンバー大集合でけっこう酔った。

「歴史は女で作られる」マックス・オフュルス監督、私ちょっと前にイメフォで見たことあったのに、完全に忘れてて、友達誘って行ってしまった!たぶん前回はガン寝したんだと思う。今回は寝なかったので話がよくわかった。構造が本当に面白い、あの主人公の女性はどこにもいない女なのだ、男達の頭の中にしかいない。映画の登場人物というのはもともと虚構の存在だけど、あそこまで虚構であることを前提に描かれる人物ってなかなかいないかもしれない。サーカスのセットが横に並べられていてその中を主人公が順々に歩いて行くシーンが良かった。嘘の物語シーンはやっぱりちょっと眠かった。

 9月末からジョン・フォード生誕120周年記念で公開されるという「静かなる男」を試写会で見せてもらった。最初ジョン・ウェインが駅に着いたとき、村人たちが集まってきて「オレは最近でっかい魚釣ったよ」とか、ワイワイ自分勝手な話をするシーンが面白すぎて、もう泣けた。生きてるだけで楽しいって感じ、彼らは! 世の中みんなああだったらいいのに!

 原稿の仕事が急に何本か入った。エッセイとか解説文ってどうやって書くんだっけ? 私忘れちゃってる。ハイボールの作り方だったら分かるんですけどね〜。



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# by chigirayuko | 2014-08-20 12:07



千木良悠子の日記です。
by chigirayuko
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