先週日記
 月曜日、執筆けっこう進む。夜に残ってた小麦粉でアップルパイ作って食べた。

 火曜日、提出日が近いので執筆。割と気に入ったの書けた。ヒッチコックの「めまい」見に行ったらあの恐ろしい結末忘れてたのでショック。よく行く居酒屋で温かいお湯割を飲んで心を落ち着けようと思ったら常連の男性陣たちに「朝バナナの色は何色かな?」等セクハラを受ける。笑顔で流して大人をアピールする。

 水曜日、ハコの人と公演の打ち合わせ。丁寧に案内してもらって感無量。次の予定は神保町だが時間がだいぶ空いてしまった。看板がいい感じだった地下の喫茶店に入ってみたら、高校の同級生が働いており驚いた。マッサージ屋さんで30分時間潰したら微妙に遅刻。東京堂で古川日出男さんと野田秀樹さんの対談。野田さんの落語家のようなチャーミングな毒舌にノックアウトされる。面白かった。下北沢で友人とご飯、来年の企画を立案する。

 木曜日、執筆ようやく半分超す。一ヶ月に千枚とか書く人いると思うんだけど果たしてど〜しているんだろう。生きてるうちに数千枚の原稿を自然に書けるようになっていようと十代の頃に思ってた気がするけど高望みだったかも。バレンタイン用のガトーショコラ作る。夜はスナックハニー、泥酔したサラリーマンのお客に「他人を思いやれる人間が一番頭の良い人間。人を思う気持ちを持てることは、誉れだ」と語られ、危うく涙ぐむ。酔っぱらいって神様みたいに良いこと言うときある。

 金曜日、スーデラで「カフカ鼾」のライブ。数十分の中にここ数年の時間が全部詰まってるような気がした。色々思い出した、イタリアに行った時のこととか…。数年前に聞いた英子さんのピアノのフレーズが現在も鳴ってるような錯覚を覚えたり。バレンタインのケーキ作ってったのを皆に食べてもらった。外に出たら吹雪で六本木が埋もれていた。

 土曜日、ヨガに行く。私のヨガはよっぽど酷いらしい。先生が私だけ楽ちんなポーズを色々考案してくれた。自己を知るのは良いことだ…。銭湯に行ったらお湯がめちゃくちゃ熱かった。原稿執筆、編集者さんに送る。瞬く間に長文感想メールをくださるので頭が下がる。あまりに素敵なお褒めの言葉などいただくので、にわかに信じられないのだけど、4、5回爆笑したと書いてあったのは本当に嬉しかった。

 日曜日、吉祥寺シアターで仁科貴さん・中村祐太郎くんが出演している寺山修司「さらば箱船」観劇。予想してたよりもずっと面白かった。寺山修司って中学生のときは好きで読んでたけど子供っぽい趣味だったかな…と思ってたけど、そうじゃないんだと発見した気がした。詩人、歌人であるだけに、理屈とか雰囲気ではなく、唐突な言葉のポエジーの力のみで舞台にいきなり幻想空間を出現させてしまう、そのやり口が意図的だし演劇として本来的に感じられた。役者さんが言ってみたいキラーフレーズがちりばめられている。田舎のおどろおどろしさも、性的禁忌のモチーフも今ではアングラとして手垢がついてしまったけど、アメリカ目指して経済成長頑張っていた時代の東京に疑問を持ち込んだのだとすると、とても自然な態度に思われた。若い人を使ってあまり重くなく演出されてたので見やすかったのかもしれない。ゆかりの劇団や演出家ばかりじゃなくて、色んな形で解釈されて上演されてもいいんじゃないかと思った。(どんな戯曲もそうかもしれないが…。)仁科さんの褌姿は清らかな感じがして本当に良い…。あんな素敵な人とお芝居やったんだなあと思うと誇らしかった。ばったり会った友達と西荻で少し飲んで帰る。



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by chigirayuko | 2014-02-18 13:27
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千木良悠子の日記です。
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