先週日記
 9月5日売りの文芸誌「新潮」に、昨年の紀伊國屋ホール公演・ファスビンダーの「ゴミ、都市そして死」に関するエッセイを書きました。

 最近は、ル・シネマでソレンティーノ「グレート・ビューティ」、シネマート新宿でスコリモフスキの「シャウト」(最高……)、スコリモフスキの「ムーンライティング」などの映画を見ました。DVDではジョゼフ・ロージーの「召使」、これは劇作家のハロルド・ピンターが本を脚色している。男女主に4人の不安で不穏な不条理劇だが、たとえば国と国の関係の暗喩にも見える。密室劇なのに描こうとしている世界のヴィジョンが大きいことに驚きました。PTアンダーソンの「ブギーナイツ」も見た。6-70年代をノスタルジーこめて描く映画って本当に多い、それぞれのキャラクターの人生が立ち現れてきて群像劇っぽくなる後半が泣けました。ジョン・C・ライリーって好きだな。

 イケてる・ヴィデオ・カンパニー・IVC(淀川長治大先生と所縁のあるDVD配給会社です)さんからリリースされる、ラリー・クラークの2001年の映画「BULLY」に解説を書きました。DVDの解説って初めてだったのですが、書くにあたって調べること(留意すべきこと)が意外と多くて、時間がかかってしまった。しかし、大変勉強になりました。

 本は、ボルヘスのエッセイ集を読みました。ボルヘスはショーペンハウアーを激賞しながら批判しているらしいのだが、ショーペンハウアーなんて読んでも分かるのかなあ。いみじくも小説を書こうとする人間はショーペンハウアーぐらい読んでなくっちゃいけないのだろうか…? 必要ならば読めば良いのか…。パヴェーゼの「月と篝火」を読み始めたけどまだ途中。ナボコフの短編集は何回読んでもよくわからないけど面白い。

 演劇は、市ヶ谷のアトリエで解体社を初めて見ました。それから東京芸術劇場ではえぎわも見ました。今週はそんなかんじ。



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by chigirayuko | 2014-09-11 18:29
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千木良悠子の日記です。
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