先週日記
 月曜日、下北スズナリへ。「饗宴」で舞台監督やってくれた井村さんが出演してる、少年王者館「ミナレット」見る。混雑してて一番前の桟敷席で見た。井村さんが中心的役割を担ってて驚く!
 レンタル屋で借りたヒッチコック「トパーズ」を見た。スパイ映画なんだけど、出てる俳優が全員美しくて、品があって、いいなあ。今の時代にはない優雅さ。

 火曜日、キャサリン・ビグローの「ゼロ・ダーク・サーティ」見た。感動した……成功しても虚しい、ハイキャリア女性の悲しみ……日本のOLさんにも共感する人いっぱいいるだろう、全力で勧めたい!!ビンラディン発見しても、こんなに虚しいんだよ、わかるか!!
 映画館で友人とバッタリ会って、一杯ウーロンハイ飲む。その後、役者の阿部くんともども、「芝居おつかれさま」ってことで、先輩にご飯奢ってもらって、幸せ……。

 水曜日、ひさびさに畑へ。土の上に立つと気持ち良い。夜はUFOクラブで「虫博士」のライブ見る。虫博士やるなあ!!新宿じゃないと落ちつかん!と言うヨシキさんに連れられていつもの飲み屋行って、G街行って、ラムの入ったチャイとか飲んで、帰宅。

 木曜日、ウェス・アンダーソンの「ムーンライズ・キングダム」見る。夜はダーリン勤務。

 金曜日、いくちゃんとタイミング合ったので、スズナリで猫のホテルの「あの女」見る。ノゾエさんの演出、印象的。新春って感じで、なんかめでたい。客席で河井さんを発見したいくちゃん、「ちぎちゃん見て、アントニオおじさまよ〜!おじさま〜!!」と叫んでいた。おじさまたちと新雪園で餃子食べて、G街へ。小林麻子さんがG街で飲んでたと言って会いに来てくれた。麻子さんの色香に迷った酔っぱらいのお客が絡んでくるのをハッシハッシと避けながら、夜明け前まで話し込む。
 思いがけず、「饗宴」出演俳優たちに包囲された日だった!

 土曜日、Bちゃんとちょうどタイミング合ったので、池ノ上の美味しい洋食屋「three」でご飯食べて、Apartmentで良いワイン飲んだ。動物の嫌いなBちゃん、threeにいた可愛い猫をおそるおそる撫でて、「高級なファーのコートより気持ちいい!!」と衝撃を受けていた。B子が猫に触れた記念すべき日に立ち会えて良かった。

 日曜日、下北のディスクユニオンでCD買ってたら、知人の女の子に会ったので、一緒にケーキ食べた。初めて二人でお茶したのに長い時間話しこんでも飽きなくって驚き。
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# by chigirayuko | 2013-03-04 21:17
先週日記
 月曜日、また熱出てきたので寝てた。ベッドでけっこう本読めた。演劇のこと全然知らないから勉強しなきゃいけないのかな〜と思って、Amazonで注文したピーター・ブルックの「何もない空間」、半分ぐらい読む。ソンタグの「反解釈」で激賞されていた、ブルック演出の「マラー/サド」、もしかしてYouTubeにあるかと思って、探してみたら、バッチリあった。自動翻訳というのを初めて駆使して、見てみたけども、やっぱり舞台で見てみたかったな〜〜。ブルックの映画は「雨のしのび逢い」と「注目すべき人々との出会い」を見たことあるのだけども、どっちも今ひとつ何か足りないというか、多いというか、神秘主義者グルジェフの弟子で演劇界の革命児(よく知らないけど、たぶん)というブルックの真髄には、全然触れられた気がしないのだった。……とか考えてたら、熱が下がってきた。

 火曜日、風邪は治ったっぽいけど別の病気になって凹む。寝ながら本読んだ。
 
 水曜日、おかよとお茶して晩ご飯食べる。アーバンはお休みした。

 木曜日、恵比寿映像祭に、ジェイ・サンダースさんのセレクトした実験映像のプログラム見に行く。これまたソンタグが「反解釈」で言及してたジャック・スミスのレア映像なんかも見れた。ほんの短い時間で今までに見たこともないものを、見たことない形で、目の前に出現させてしまう手腕の凄さといったら、なかった。ドラッグクイーンのおじさんの、あの魚のような濁った目からにじみ出る涙……。なんともいえない気分になる。見る者にこんな奇妙な感覚を促すのは、実験映像というジャンルだけではなかろうか? ジムさんや英ちゃんや敦子ちゃんと会えた。代官山のお店でパスタとピザを食べて帰宅。ダーリンはお休みさせてもらった。

 金曜日、ダーリン、一見さんばっかり来る珍しい日だった。

 土曜日、図書館で演劇論の本など借りて読む。本読んで何か分かることがあるのかは知らないけど……。夜は新宿でお酒飲んだ。酔っぱらいすぎてしまった。

 日曜日、最初新宿で、その後下北沢で、友人たちとご飯食べて飲んだ。カラオケなんかも行ってしまった!
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# by chigirayuko | 2013-03-04 20:35
先週日記
 月曜日、箱根「天山」にまた行く!ロマンスカーから虹見えた。

 火曜日、下北沢の美容院で髪の毛切って、照明さんや写真家さんにお金振り込んだ。夜はアーバン。

 水曜日、頼まれたエッセイの原稿書く。いくちゃんと下北沢で火鍋食べた。ノゾエさん、河井さんも合流、下北なのに西麻布みたいな店でワイン飲んだ。

 木曜日、二日酔い治れ〜と祈りながら、ダーリン勤務。大学のときの遊び仲間来てくれる。ふるにゃんが芝居ずいぶん褒めてくれた。

 金曜日、ピカデリーで「アウトロー」見る。ヘルツォーク監督が悪役で出てると聞いて行ったのだが、けっこう出番多い!その後、ダーリン勤務。終わってから英子さんらとご飯食べに行く。アウトローの話したら、アメリカのベストセラー小説が原作なんだとジムさんが教えてくれた。

 土曜日、テアトル新宿で川ちゃんが出演してる「同じ星の下、それぞれの夜」を見る。三本のオムニバス映画、どれも面白かった!!のだが、映画終わる頃には背筋がぞ〜っとして発熱。タクシーで家まで買える。39度ぐらい熱出てた。

 日曜日、家で寝てた。夜、頓服飲んで熱下がったので、ベッドでエッセイの続き書いた。
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# by chigirayuko | 2013-03-04 18:43
先週日記
 月曜日、昼過ぎまで寝て、夕方ごろに石橋さんと落ち合い、「カフェ・トリアノン」でケーキ食べる。石橋さん家で原稿書くというので、少しお邪魔してごろ寝させてもらい、夜に行きつけの新宿の飲み屋へ。制作の葉ちゃんもいて、そこにPちゃんも合流。ジムさんやってきて、だんさんと四人でチェーン居酒屋に移動、4時ぐらいまで飲んだ。

 火曜日、昼間、家の近所のカフェに入ったら、美術の加藤ちかさんがもう次の舞台の打ち合わせしてたので、銀行に走って行って、謝礼を手渡しした。美術さんも衣装さんもキャストの何人かも、ものすごい近所に住んでいるのだ。会場も近所だったし、稽古場も近所にさせてもらったし、下北沢でやったとはいえ、実のところ、地元民の村おこし的な催し物であったのかもしれない。夜はアーバン。

 水曜日、時間があるので、原宿散歩してから、ヒルズの会田誠展見に行ってみた。夜はドイツ文化会館で、ファスビンダー「あやつり糸の世界」の一部を鑑賞。頭脳の動作が早くなっているので、いろんなことがしたくなるが、体力がついていかないって感じ。帰り際にはヘトヘトに。渋谷までタクシー乗ってしまった。

 木曜日、下北沢で自転車の鍵など買う。夜はダーリン勤務。ふるにゃん、ヨシキさんらと普段通りキャッキャするが、お腹の底が落ち着いていて、景色が違って見える。無事に終わって良かった。

 金曜日、ふるにゃんの映画一本も見てないのはさすがに悪いと思って、渋谷で「今日、恋をはじめます」を鑑賞。おもしろかった!こんなご時世に、中高生をちゃんとハッピーにできる、ご機嫌な映画が撮れる、ふるにゃんってすごいなあ。武井咲ちゃん可愛い……とか思いながら、女子高生たちに紛れて、ちょっと涙目で画面を見つめる私、キモい。夜はダーリン勤務。阿部くんと川ちゃんが映画イベントの帰りに店に寄ってくれた。ハニー新入店員の武田くんと一緒に鳥立ちに行って、中島さんに芝居来てもらったお礼言って、朝帰宅。

 土曜日、ドイツ文化会館で、ファスビンダー「あやつり糸の世界」二部を鑑賞。中原さんと貴子さんと英ちゃんがいて席取っといてくれてた。彼らとニヤニヤ、クスクスしながら見るファスビンダー、最高に楽しかった。最近、すぐにお酒に飲まれて自分が自分じゃなくなると言う中原さんを主人公に、「あやつり糸の昌也」という映画を撮りたいね……という話になる。「酔って、お蕎麦をズボンに零したようなんだけど、お蕎麦を食べた記憶がないんだ。でも、空気清浄機のすぐ横で寝てたから、そばつゆは完璧に乾いていて、大した被害はなかったんだ!!」と力説していたが、何がなんだか……。サムラートに寄って、4人でインドカレー食べた。なんだか珍しい顔ぶれで、不思議な感じ、ぼやーっとして、やたら長い時間その場にいた。

 日曜日、近所の健康ランド行って、岩盤浴する。体力が落ちているのに、余計疲れちゃうかな〜と思いきや、やたらと元気に!こんなことなら、早く来れば良かった。夜は友人とご飯食べて深夜に帰宅。
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# by chigirayuko | 2013-02-06 15:57
先週日記
 月曜日、新宿で男子とお茶して、下北沢の整骨院行って、池ノ上で通し稽古。通しを見終わった後の私、うなだれて頭を机にゴツンとぶつけ、「もう少し……できると思うんです!!」としょっぱい感想を述べる。男子とお茶してる場合ではなかったのか……。世界一ゆるい演出家だったのに、一瞬にして意地悪演出家に豹変して、嫌みなダメ出しいっぱいしてしまった。

 火曜日、ヤバいと襟を正して、残りの日で少しでもできることを、と細かい時間割つきの計画を立てる。分刻みのスケジュール……果たしてこなすことができるのか……。緊張の面持ちで稽古場に行ったが、誰もこない!三十分経ってもこない!もしかして、昨日、意地悪演出家になってしまったから、みんなにボイコットされた!? ハッと思いついて、地下の稽古場に走ってくと、そこに全員揃っていて、「あ〜〜来た来た、よかった。千木良、どっかで具合悪くして倒れてるんじゃないかと思ったわ〜〜」と笑われた。なんという、なんという、失態!! けっきょくズッコケキャラからは脱却できないのだ。気を取り直して、「やりましょう!!」と宣言。分刻みのスケジュールをなんとかこなすことができた。河井さんが当日パンフレットの表紙に印刷する絵を描いてくださった。すごくおしゃれ、夢のようだ。
 
 水曜日、下北沢の喫茶店で計画を立てて、稽古へ。再び、分刻みのスケジュールをこなす。

 木曜日、朝から夜まで、最後の稽古。美術の大きな絵が持ち込まれ、衣装、カツラも揃い始める。通しをやったら私だけ台詞めっちゃ間違えた。

 金曜日、小屋入り。美術、まずは大きな絵のパネルを搬入して、ビロードの幕を吊って、宴会の食卓を作っていく。照明を吊ってる間に、私はスタッフさんのお弁当を買いに行く……。役者さんが宴会の食べ物を買い出しに行ってくれる。お昼過ぎにバンドメンバーが機材を持ってやってくる。夕方から音楽とのキッカケを合わせる。何がなんだか分からなくなるほど、忙しく、ほぼ記憶がない。しかし、ハタから見れば、私は楽屋とステージを上の空で、ふらふら往復していただけだったのかもしれない。一番心配していたフライングのシーンも問題なさそうで安心する。終わりかけの時間に、美術の加藤ちかさんに「仕掛けを隠す布、それだとわざとらしいから、やっぱりツタとかで覆いたいんですけど……」と言ったら、「ツタ!?明日の昼までハンズやってないよ〜〜!!」と絶叫される。「そのへんに生えてるヤツじゃダメですかね……」と誰ともなしに言うが、誰からも相手にされない。本番前日なのに、「ツタ、ツタ……」とつぶやきながら、フラフラと家に帰る。道ばたにも家にもツタは生えていたが、これ持ってったらどうにかなるんだろうか……。

 土曜日、本番初日。早朝に起きて家のツタをとりあえず刈る。ツタって、本物は偽物と違って、大元から何本も枝分かれしていて、絡まったりまた地中に潜ったり、複雑に伸びているから、刈るの難しいのだ。なんとか、紙袋いっぱいに刈って、持って行ったら、ちかさんが良い感じにデコレーションしてくれた。これで全然いいじゃん!!仕掛けも隠れたし!!
 みんなテンパっていて普通の状態ではなかった。小林麻子さんが最後のシーンで使う食べ物をどう隠すかがゲネ終わっても決まらない。麻子さんの肩に手をおき、「落ち着いて……いっしょに……考えよう……」と虫の息になって話し合う。そんなこんなで本番。お客さん、並ぶほど集まってくれているという。なんとかこなし、クライマックスのシャボン玉シーンが美しくキマッたときには、ホッとして客席で少し泣いてしまった……。
 初日打ち上げは下北沢の「ふるさと」三階でした。ジムさんが「タバコの箱で犬を呼ぶ」お馴染みの持ち芸(手品?)をやってくれた。何度見てもおかしい。河井さんに、「今回やってみてどうですか」と聞いたら、「前回の、千木良さんが北村早樹子さんとやってたコント見て、『おもしろいな〜。千木良さんってみんなに愛されてるんだな〜』と思って、それで出ることにしたんですけど、ひとつ、気づいたことがあるんですよ……。それはね、出る側になるということ、それはイコール、『何がなんでも、千木良さんを愛さねばならない』ということ、なんです! 出る前に気づかなかったのは、迂闊でしたね……ハハハ」と、言われた!!おそろしくも、ありがたいお言葉で、なんと言って良いものやら……いろいろすみません……泣けてきます。

 日曜日、マチネやって、ソワレやって、ばらし。最後のソワレで、ようやくお話の筋の理解が全体的に通ったような感じだったかも。みんながばらしをしてる間に、私は銀行行って、ひたすらお金の計算。大盛況で、事故もなく、終わって本当に良かった。危険なシーンやってもらった真弓ちゃんのご家族にもご挨拶できた。礼さんとタクシーで衣装と荷物を家に運びこみ、打ち上げの「ととしぐれ」へ。先輩方から訓示を受けつつ、もうヘトヘトだったのでバンドメンバーたちと日本酒飲んで、いつもの通りのバカ話をずっとしていた……ドラムの達久から「ちぎちゃんすごいな〜こんなことやってたんだな〜」と今さら言われて、ちょっと嬉しかった。礼さんとちかさんとタクシー乗って、家の近くのなんだか中途半端な場所で降ろしてもらって、帰宅。星空きれいだった。呆然としつつ就寝。
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# by chigirayuko | 2013-02-05 18:12
先週日記
 月曜日、大雪! 本当は翌日が稽古休みだったのだが、急遽この日を休みにする。「エレファントマン」とか「殺しの烙印」とか、TSUTAYAディスカスで借りてた映画を見てグデッとする。頭の中は忙しいのに、特にすぐやることがない気がして、もてあましてしまった。

 火曜日、雪やんで、ものすごく晴れていた。「レ・ミゼラブル」を新宿で見る。ヴィクトル・ユーゴーはすごいなあ。愛に関する考え方がものすごい骨太。一生かかってもたどりつけない境地だ。
 しかし、私の好きな、ジャン・バルジャンが子供の落とした硬貨を知らんぷりして足で踏みつけて盗むというシーンが出て来なかったので残念です。小さい時に読んで、忘れられなかったシーンだ! 夜はアーバンを休みにしてもらって稽古。相変わらず全員揃わないけど仕方ない。真弓子ちゃんと麻子さんと、凍った雪を踏みしめて帰る。
 朝日新聞に柄谷行人のインタビュー載っていて、興味深く読む。
「民主主義は不完全な制度。アテネの民主主義は、現代人に理想化されてとらえられているが、プラトンやソクラテスをはじめ、その民主主義に不満を持つものは多かった。プラトンは、議会制民主主義に疑問を持って、個人のアカデメイアを作った面があるし、ソクラテスは、神霊ダイモーンから『議会に行くな!』とお告げを受けて、広場に行って人々と対話をはじめた、といわれている」。「現代においては、むしろイオニア式の『無支配』の政治のほうが注目されてしかるべき」等々……。
 『饗宴』をモチーフにした作品をやろうとしなかったら、プラトンを精読する機会もなかっただろうし、このインタビューを真面目に読むこともなかっただろう。精読の喜び、学問と創作を通じて古代の時間と少しでもつながれる喜び、お客さんには1パーセントも伝わらないかもしれないけれど、これこそが、この謎の芝居の原動力の一つなのだ。私の作ってるのは演劇でもなんでもなくって、ただの個人的な読書の発展なのかもしれない、なんてことも少し思った。本を読んでるだけでは、もどかしくなってしまうから、台詞にしたり、音楽をつけてもらって踊ったりしてみたくなるのだ。
 英子さんからまた二曲、素晴らしい音楽送ってもらった。

 水曜日、新代田で稽古。柳下毅一郎さんが稽古見学に来てくださった。男の子らと焼鳥屋で飲みながら話す。柳下さんから中世、ルネサンス時代、現代の人間観の変遷についてうかがえて、楽しかった。

 木曜日、初めての通し稽古。皆さんキャリアあるので、思ったよりも首尾よく最後まで通せた。しかしまだ決まってないところも多い。一個ずつ手直ししていっても、到底間に合わないんじゃないかと不安になる。川ちゃんが立ち上げに関わったという行きつけのバーに行って、お弁当食べてからダーリンへ。英ちゃん、ジムさん、しゅんさん、だんさん、川ちゃんら来てくれて、酒飲んで、音楽聞いてこれでもかと暴れて大騒ぎする!
 この日、稽古前に川ちゃんが、「今日、劇団新感線っての見たんだけどよう、どんなに頑張っても、あらゆる意味で、ああいうこなれた人たちには、かなわないっての感じたよ……三浦春馬がまた歌がうまくてね……儲かってるんだろうなあ……人生取っ替えたいよね……」なんて言ってたんだけど、この夜「ラッシュ」を聞いて、ジムさんと肩組んで大熱唱してた川ちゃんは、たぶん三浦春馬にもうらやましがられるぐらい幸せだったろう。

 金曜日、稽古後、永福町でジムさんの誕生日を祝う。下北沢の中古DVD屋で「もう持ってるかな〜」と思いながら、ヒッチコックとカサヴェテスのDVD買って、「もう持ってるんだったら、私も欲しいからちょうだいね」と言いながら渡したら、「ああ、『BIG TROUBLE』の日本版ですか。日本版は持ってないから、うれしいだね」とそのまま貰われてしまった! B子がフフッと微笑んで、「相手はマニアよ、甘かったわね」と言ったのがめちゃくちゃ面白かった。楽しいこと、書いているうちに、たくさん思い出す。良い会だったな〜〜。

 土曜日、当日パンフに載せる文章を書いて、稽古へ。

 日曜日、東北沢で稽古。
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# by chigirayuko | 2013-02-05 17:06
先週日記
 月曜日、原宿、渋谷を散歩。イメージフォーラムでファスビンダー「マルタ」を見る。壮絶なラストシーンだったなあ。ドイツのお金持ちの晩餐シーンが出てきて、食卓に造花だか生だか、植物がバンバン置いてあったので、「饗宴」のテーブルにも植物置こうかなと思う。食べ物を豪華にするよりお金がかからなそう。

 火曜日、本棚の整理始めたら、止まらなくなった。本当に持ってたくって、本棚に並べておきたい本って、よくよく見るとあんまりない。部屋中に本が溢れるが、片っ端から、マンガやいらない本を押し入れにしまって、何事もなかったかのような雰囲気を醸し出すことに成功。ブックオフの引き取りサービスとか使ってみようかなあと思うが、頭の中が忙しいので、とりあえず保留。夜はアーバン出勤した。

 水曜日、年明けの初稽古!椅子を並べて、最初のシーンから練習してみる。台詞少し入って、女優さんたちが色っぽく、美しく見えてきた。

 木曜日、稽古。寒いので渋谷の駅でオレンジ色の分厚い靴下買ったら、超あったかい。居酒屋のシーンやワルツの練習など。舞台監督の井村さん来てくださった。河井さんに「井村さんに説明したいので、女優さんがフライングするシーンの絵、描いてみてくださいませんか」と言ったら、サラサラッとマンガにしてくださって、感動。絵がうまい!!あたりまえだけど!!
 夜、ダーリン勤務。ふるにゃんやヨシキさんとキャッキャする。

 金曜日、稽古。美術さん照明さん来る。終わってから、近所で担々麺食べて俳優さんたちとおしゃべり。ダーリン行ったら、さっきまで稽古してた川ちゃんたち来てくれて、たくさん話した。ヘトヘトになりながらも、6時まで店を開けて帰宅。英子さんがスタジオ録音した劇中曲の音源をPCに送ってくれていたので、夜明けに聞く。すごい録音、本当にこんな音楽でお芝居させてもらえて良いのだろうか、身の程知らずなお願いしちゃったんじゃないか〜!と、今さらバカみたいなこと考えて、震えた。

 土曜日、稽古。帰り際にとある事件起こって、騒ぎに。少し変わったこと起こると、今まで当たり前と思ってた前提が崩れて、地の部分が見えてくる。私はそんなときにも人の目ばかり気にしていてダサかった。おかよが電話で根気よく聞いてくれたので助かりました。

 日曜日、騒ぎ収束したらしい様子。稽古に制作の杉山葉ちゃん来る。もてなしたいと思って、阿部くん川ちゃんと下北沢で少しお酒飲む。だが、葉ちゃん逆に緊張したらしく、申し訳なかった。阿部くん川ちゃんは、今回の芝居でずいぶん仲良くなってしまったみたいで、池袋でしょっちゅう二人で飲んでいるらしい。そういう男子の生態を拝めただけでも、今回やってよかったなあ、うれしく思った。
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# by chigirayuko | 2013-02-05 16:30
SWANNY新作公演
SWANNY第二回公演「饗宴」の上演が決定しました。

日時:2013年1月26日(土)19:00、27日(日)13:00、17:00
会場:北沢タウンホール
作・演出:千木良悠子
出演:阿部翔平、河井克夫、川瀬陽太、小林麻子、坂田有妃子、志甫真弓子、たにぐちいくこ、千木良悠子、寺田未来、安元遊香(Saliva)
音楽・ライブ演奏:石橋英子 with もう死んだ人たち(ジム・オルーク、須藤俊明、波多野敦子、山本達久)
詳細はこちら:http://swanny.jp
予約受付はこちら:http://swanny.jp/ticket
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# by chigirayuko | 2013-01-28 00:57
先週日記
 31日の夕方に小淵沢に到着、「もう死んだ人たち」が駅まで車で迎えに来てくれた。お酒など買って、スタジオへ。広々した屋根裏部屋を寝床にあてがわれる。夜、スタジオオーナーのカフカ先生のお友達宅で、年越しパーティーが行われるとのことで、車で向かう。雪に覆われたすてきなペンションに近隣の住民たちが集まって、もちつきしたり、お酒を飲んだり、楽しんでいる。私たちも少しもちをついて、大根やきな粉つけて食べ、日本酒を飲む。またスタジオに戻り、酒盛り。カフカ先生、ご友人の思い出話をしているうちに男泣き。私たちもつられて号泣。「演奏をしよう!!」との先生の号令でセッションが始まり、先生がまた感極まって雄叫びをあげ、私たちもまた泣き、この世のものとは思われぬ、ものすごい年越しの夜となった。なんだこれは。奇跡か。

 1日、敦子の炊いてくれた美味しい土鍋ご飯とお味噌汁で新年あけましておめでとう。SWANNYの劇中曲を練習してくれるとのことで、私もスタジオのコントロール・ルームへ。サティの「ソクラテス」、クラシックの「歌曲」で、メンバーが普段演奏しているロックの曲とは全然構造が違う。楽器によっては「むっずかし〜!」と悲鳴をあげる人も。「でも、他の曲だけだと簡単過ぎちゃうからね、やりがいがあっていいよ」とドラムの達久がスーパーテクニシャンの面目躍如な発言。かっこいいぞ!!夕方、スーパーに買物に行く。英子ちゃんがタイカレー、私と敦子でポテトサラダ、アボガドサラダ作って食べた。夜中にまたカフカ先生が来襲、YouTubeで古今東西のライブビデオ見ながらお酒飲んで、4時ごろ就寝。

 2日水曜日、起きたらまた敦子作の美味しいおかゆができていた。外は雪。また「ソクラテス」の練習。私、劇中で指揮をしようと思っており、練習に参加させてもらう。普通に譜面通りカバーしてもアレなので、ロックっぽいノリを随所に加えて英子さんがアレンジ。録音した音源を聞いてみたら、ちょっとこの世のものとは思われない、すごい演奏になっていた。ジムさんも「なかなかイイだね!」とうなずいている。夜は近くの温泉へ。帰りに閉店ぎりぎりのスーパーに駆け込み、買物。達久がパスタを料理、英ちゃんがクミンの豆スープを作る。またお酒飲んでYouTube見て、宴会。良い音楽いっぱい教えてもらう。ベロベロに酔った状態で録ってみようということになったらしく、飲みながらもそれぞれでレコーディング。先生の娘さんにマッサージとかしてもらい、四時頃就寝。

 木曜日、一人黙々と練っていた演出プランも固まってきて、暇になっちゃったもんで、帰ることにする。先生が、自由席だと座れないんじゃないのか、とメチャクチャ心配してくれた。みんなに別れて告げて、寒い中、夕方ごろのあずさ号に乗ったら、酔っぱらいのおじさんの隣がひとつだけ空いてて、座って帰れた。ラッキーだわ!帰宅後、すぐに風呂入って寝る。最高の年越し&年明けを過ごすことができて、ヘトヘトだけど心は喜びでいっぱいだった。

 金曜日、少し買物して、夜は1年あまりのG街勤務でお友達になった愉快&変態の皆様と新年会。みんなセックスの前にお風呂に入るか、脇毛のある女は好きか、等超くだらない話を延々としていた。中原さんとファスビンダー「マルタ」の話になり、「面白いの?」って聞いたら、しばらく言いよどんでいたけど、「真面目な話をしちゃうとね。男性の作った社会の枠組みを壊せるのは女性なんだから、女性はのびのびと生きて己の役割を全うし、周囲に敬われるべきで、それが可能であるのが、成熟した社会のあり方だ、ってことを、ゲイであったファスビンダーの立場から描いた映画なのね。素晴らしいよ…」と大して酔ってる風もないのに、サラサラッと語っていた。普段、G街でお金を払わずお水だけを飲んで帰っていく中原さんと同一人物とは思えない!そして、「だから女性作家であるきみは本当に頑張らなくちゃいけない。こんな下らない飲み会も無駄じゃないけど、家に帰ったらその分、書かなきゃ。ここにいる誰よりも大きな仕事をするんだよ…」と私にハッパをかけてくれた。一体どうしたんだ…。もう二軒ぐらい行って、信じられないほど飲む。G街に携帯忘れるぐらい酔っぱらった!

 土曜日、一日倒れ臥していた。池ノ上の稽古場で自主練している俳優さんたちいるので、夜に少しのぞきにいって、G街に携帯取りに行って帰宅。

 日曜日、下北を散歩、古本屋で、中原さんが好きって言ってた金井美恵子さんとか買ってみた。照明阿部さんから電話。予算や照明プランの話など、今まで不明瞭だった部分を突かれて、「うう…」とうめきながら、照明プラン表を書いてみる。そんなの書いたことないので、A4用紙にマンガみたいに舞台の絵を描いて説明書きをつけて、ホッチキスで綴じただけ。阿部さんと舞台監督井村さんが新宿の飲み屋で打ち合わせしてると言うので、持って行く。お会いしたらスムーズに話し合いが進み、ほっとする。岡崎イクコさんとともに、衣装川村礼さんのお宅へ。おしゃれすぎるインテリアに感動。公演衣装用の可愛すぎる布地が部屋を埋め尽くしていて、それにも感動。のり巻き食べてお茶飲んで珈琲飲んで打ち合わせ。12時ごろ、解散する。
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# by chigirayuko | 2013-01-17 15:48
先週日記
 月曜日、稽古。最初のダンスシーン、拍の頭で意識するというのをやってみたら、全員のノリが揃ってきた。稽古後、永福町でライブやってた石橋さんらに合流して忘年会。小さな座敷のある飲み屋なのだが、メニューもお酒も美味しすぎてみんな感激。店を検索、予約してくれたツルちゃんに全員で拍手。涙ながらに美味い美味いと言って食べまくる。

 火曜日、石橋さんがアレンジしたデモを聞きながら、エリック・サティの「歌曲」に日本語歌詞をつける。劇中で使うのだ。しかしながら、歌曲ってなんなんだ、と思って今Wikipedia調べてみたら、こんなふうに書いてあった。

「歌曲(かきょく)は、クラシック音楽における独唱声楽曲(または小人数の重唱声楽曲)のジャンルの代表的なものである。特に18世紀後半から19世紀初頭にかけて確立し、ロマン派時代に興隆を迎えた様式を指す。ドイツではリート(LiedあるいはKunstlied。複数形はリーダー)、フランスでは芸術歌曲をメロディ、通俗的なものをシャンソン(尤も、両者にはどちらにも分類しうる中間層的なものが存在する。エリック・サティの一連の歌曲などがそうである。)、イタリアでは芸術歌曲をロマンツァ、通俗歌曲をカンツォーネ(こちらも中間層が存在する。フランチェスコ・パオロ・トスティなどがそうである)、イギリスではアート・ソング、などと呼ぶ。 オペラ、オラトリオなどの大規模な声楽作品の中の1曲や一部分としての声楽曲も歌曲とは通常呼ばない。アリア、カヴァティーナ、カバレッタその他、その性格によって呼び分けている。」

 なるほど〜。確かにあんまり聞いたことのない曲調だと思ったら、そういうジャンルの音楽だったのですね。勉強になるなあ。すんごいヘンテコで、複雑な曲なので、何度も何度も聞いてメロディーを覚えて、ちょっとずつ日本語歌詞つけていった。サティのつけたフランス語歌詞だと、かっこいー雰囲気なのに、私の全力で考えた日本語歌詞、ものすごいバカっぽい。途中、「もーやだー!できなーい!できるわけなーい!」とかホットカーペットの上でゴロゴロして、「でもやる……」とまた起き上がったりして、超真剣に考えたのだが……「やったー!最後までできたー!」と思って見返してみると……あまりに間抜け!!
 でも石橋さんに送ったら「面白いよ(笑)」と返事くれたのでホッとした。
 それにしても、こんな曲を作るサティはへんな人だな。
 これは劇中でやるので、お楽しみに。石橋さんのアレンジはめちゃくちゃカッコイイです。

 夜はアーバン。井上社長からクリスマスプレゼントいただいてうれしかった。

 水曜日、最初のシーンのお芝居の参考になるかと、さまざまな私のお気に入り映画のYouTube動画を役者の皆様に送る。夜、稽古。前日に作った歌の練習もする。得意げにホワイトボードに楽譜書いて歌ってもらったのに、家に帰ったら、書いてた楽譜のメロディー、最初っから半音ずれていたことに気づいて恥ずかしい。終わってから下北沢でSWANNY忘年会をした。

 木曜日、数日前やった、柳下毅一郎さんとの「饗宴」に関する対談の赤入れ。友人の美人DJ牧野かよさんが作ってる「認知新聞」に載せてもらって、ちょっとでも宣伝にしようと企画したのだった。ご飯も食べずに加筆修正していく。自分はこの作業がけっこう好きな模様。やっと終わって、ふらふらでうどん食べて、夜は松尾さん邸で忘年会。鍋づくりの手伝いなどする。深夜に河井さんや小林麻子さんなどもいらして、なんだか人んち来て一緒にお芝居やってる人の顔見たもんでうれしくなった。スギちゃんのロシアンルーレットで、負けた人は酒飲むとか秘密を告白するとか、悪い遊びをして、大酒飲んで帰宅。死ぬかと思うくらい飲んだ。
 
 金曜日、すごい二日酔いで夜はダーリン。映画監督の古にゃんがまた「どんなに自分が可愛いか」の熱弁を始めて大笑いした。カワウソの赤ちゃんとかモモンガぐらい可愛いらしい。助監督が猫と間違えて膝にのせて撫でて「あれ、監督どこ行った?」と探してしまうくらい可愛いのだそうだ。笑ってたら、古にゃんのファンの人がやってきて、「映画面白かったです!」と言われた瞬間に真っ赤になって下を向いてしまったのもまた面白かった。朝、常連ささもりと年忘れにすしざんまいに行き、お茶と巻き寿司を摂取して、フラフラになって帰宅。

 土曜日、洗濯掃除などする。美術のちかさん、舞台監督井村さんと近所のホットケーキ屋さんで打ち合わせ。帰りに犬の散歩してるまゆちゃんに会った。

 日曜日、ちかさんと経堂の百円ショップで美術まわりの買物。サンマルクでシュークリーム食べてたらあったかくて眠くなった。掃除しつつ、この日記書きつつ、明日の切符を予約。明日から、石橋さんのレコーディングしている山梨のスタジオにちょっとだけお邪魔します。


 そんなこんなで、2012年の先週日記は終わり!来年も続けるかはまだ決めてませんが、とりあえず明日は、あずさ号に乗って山梨県に行ってきます。今年もいろんな方にたくさんお世話になりました、ありがとうございます。
 みなさま、良いお年を!
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# by chigirayuko | 2012-12-30 22:00



千木良悠子の日記です。
by chigirayuko
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